一括見積もりを申し込むと、実際に何が起きるのか
料金が高いと分かった。比較サービスがあることも分かった。
それでも申し込みボタンを押せないのは、そのあと何が起きるか分からないからだと思います。
正直に書きます。
電話は来ます
まず結論から。申し込むと電話は来ます。
一括見積もりサービスは、利用者を紹介した対価をガス会社から受け取って成り立っています(一括見積もりが「無料」で成り立つ理由)。成約しなければ収入にならないため、連絡は積極的になります。
「電話なし」を期待して申し込むと、確実に期待外れになります。電話でのやり取りが前提のサービスだと思ってください。
流れ
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 1. 申し込み | 住所・連絡先・現在の使用状況などを入力 |
| 2. 連絡 | サービス会社から電話またはメール |
| 3. 現状の確認 | 現在の使用量・請求額・契約先などを聞かれる |
| 4. 見積もり提示 | 条件に合うガス会社の単価が提示される |
| 5. 判断 | 契約するか、断るか |
3の段階で、検針票が手元にあると話が早いです。 使用量と請求額を聞かれるためです(検針票のどこを見れば、料金が高いか分かるのか)。
手元になくても進められますが、正確な比較にはならないので、用意してから申し込むことをおすすめします。
断っても構いません
見積もりを取ったからといって、契約する義務はありません。
「せっかく来てもらったのに」と感じる必要もありません。無料で成り立つ仕組みである以上、断られることも織り込み済みです。
断るときははっきり伝えてください。
「今回は見送ります」 「検討しましたが、必要ありません」
曖昧な返事(「考えてみます」「また連絡します」)は、再度の連絡を招きます。相手は望みがあると判断するためです。
はっきり断った後の勧誘は違法です
これは知っておいてください。特定商取引法は、訪問販売だけでなく電話勧誘販売にも適用されます。
はっきり断ったにもかかわらず、再度勧誘する行為は法律で禁止されています。 「退去しない」「何度も訪問する」といった行為も同様です。
しつこい連絡が続く場合は、消費者ホットライン 188(局番なし)に相談できます。
何を聞かれるか
一般に、次のような情報が必要になります。
- 氏名・住所・連絡先
- 現在契約しているガス会社
- 直近の使用量と請求額
- 住居の種類(持ち家か賃貸か、戸建てか集合住宅か)
住居の種類は必ず聞かれます。 賃貸の集合住宅では、そもそも入居者だけでは切り替えられないためです(賃貸でもガス会社は変えられるのか)。
該当する場合は申し込み前に確認しておくと、お互いに時間を使わずに済みます。
相見積もりであることを伝える
複数社から見積もりを取っている場合、そう伝えてください。 条件が変わることがあります。
ただし、他社の提示額を細かく伝えるのは考えものです。「それより1円安く」という形で提示されると、本当にその価格が妥当なのか判断できなくなるためです。
公的統計と比べて、自分の請求額が地域平均からどれくらい離れているかを先に把握しておくほうが、判断の軸になります。
契約を急かされたら、いったん持ち帰る
「今日中なら」「今だけ」と決断を迫られた場合は、その場で決めないでください。
契約書を持ち帰って読む。これだけで大半のトラブルは防げます。確認すべきなのは次の3点です。
- 提示された単価はいつまで保証されるのか(書面で)
- 設備の貸与があるか、ある場合の契約期間
- 解約時の条件
とくに1です。切り替え直後は安くても、その後値上げされる例が実際にあります。詳しくは無償貸与と、2024年に変わった法律のことにまとめています。
まとめ
- 電話は来る。それが前提のサービス
- 断ってよい。契約義務はない
- 断るときははっきりと。曖昧な返事は再連絡を招く
- はっきり断った後の勧誘は特定商取引法違反
- 検針票を用意してから申し込むと話が早い
- 急かされたら持ち帰って契約書を読む
ここまで分かったうえで使うなら、一括見積もりは有効な手段です。プロパンガスは料金が公開されていないため、個人で複数社の単価を集めるのは現実的ではないからです。
各サービスの比較はトップページに、評価の根拠はこのサイトの評価基準と、順位の付け方にまとめています。